かすかに入る光の差し込みに対して浮き出て小さな世界

そこに何を思うのだろうか?

 

レンガ壁という現代社会において製造された人工物に蔦を伸ばし生命力を漲らせる植物

 

そこに偶然の光が当たった事によって存在を知った自分

レンガ壁の写真といってもアプローチは色々あります。

 

レンガ壁と釣り合うオブジェクトとしての洋風の窓

そこに茨の棘が突き刺さるような写真

 

何かを感じさせるでは無く

何かを匂わせるような写真

 

それは神秘的であったり胡散臭いダークな感じでもあり心の反映が面白いですね。

 

 

レンガ壁も人工物ですが年月変化による様々な変化がドラマを生みます。

色が一番剥げている箇所に対して植物の根やツルが細くなっています。

そして絶妙な位置に黄色の葉っぱが一枚。

 

レンガ壁の写真といっても必ずしもレンガ壁がメインの主役で写真を撮るのではなく大きなキャンバスとして舞台としての役割も面白いですね。

 

モノクロ写真にした場合の煉瓦の質感をクローズアップさせるにはカラーの写真と一緒では煉瓦という物質の質感を失ってしまいます。

それは影であったり表面のザラつきであったり交差する物体であったりケースバイケースというかその写真一枚ごとに条件が変化するので難しい写真でもあります。

 

度の過ぎたシンプルな海外アーティストの写真を見れば「ああ・・成るほど!!」って自分が気づいて身に付くかなとも思います。

 

人間の認識力って凄かったり曖昧だったりと高性能でありながら完璧では無いです。

だからこその個人差というか人それぞれの受け応え方も違うので綺麗な写真と言えば多数決で綺麗と思われる写真を撮影すべきですが少数のコアな意見へのアプローチを忘れてはいけない物だと思います。

 

この写真になると大きな根の左右では僅かに露出差があります。

意図してそう仕上げています。

 

夜間撮影による偶然というか大きな根の裏側なんて黒潰れというか立体的なデータがありません。

 

なら目を凝らしてみてください!!

何か見えますか?!

 

見えない物が何か見えたら私の勝ちですね(笑)